プログラムとは何か?
それは、「コンピューターへの指示書(指令文)」です。
絵でわかるシリーズ プログラムとは何か <目次>
このシリーズの背景
プログラムとは何か?
もしそれを、ひとことで言うならば、それは「コンピューターへの指示書(指令文)」になります。
しかし、そうは言っても、そのひとことから、プログラムに従って動くコンピューターの姿を、それなりに正しくイメージできる人が、果たしてどれだけいるでしょうか?

?がわからないと、一見正しいプログラムでも、思い通りに動かない。
作ったプログラムがたまたま動いても、見えないリスクに気づかない。
一般的な日本人が、プログラムやコンピューターを正しくイメージできない理由は、そこに数々の高いハードルが存在しているからだと思います。
- 見えません問題
- コンピューターの構造自体が、かなりブラックボックス化されている。(中身が見えない)
- コンピューターは、電気で動いている。(電気の動きや状態は目に見えない)
- その電気の動きには、「二進デジタル」という、義務教育で全く触れない概念が根底にある。
- コンピューターは短時間に膨大過ぎる処理をしていて、一つ一つを追っていくのも困難。
- 英語問題
- プログラミング言語は、ほぼ英語でできている。(その仕様書も含めて)
- コンピューターの専門用語も、ほぼ英語。(英語圏の人にとっては日常語)
- 技術革新や流行が速く、欧米でどんどん新しい技術用語や会社名・商品名、略語が作られている。
- 技術情報の日本語翻訳が追い付いていない。
- 数少ない日本語翻訳にも、誤訳、誤解を招くような日本語、意味不明な日本語(機械翻訳等)が多い。
- 英語情報と日本語に翻訳された情報の差が広がり続けていて、すでに大部分、翻訳を放棄されている。
- 隠ぺい問題
- プログラミングを多少かじっても、今のコンピューターの動作は、OSに従う部分が多い。
- より便利でわかりやすい画面操作が、プログラムの本当の動きをより見えなくしている。
- スマホやアプリなど「わからなくても、使えればいい」文化が、国民的常識とされている。
- 技術的な話、理系的な話だと「難しい話はやめて」と、芸能人等からも拒絶反応ネタにされている。
- 特に一蹴されがちな「理屈」と「抽象」こそプログラミングの核心だが、日常での馴染みに乏しい。
- 一般人に理解されてしまっては、合法的詐欺ができなくなり既得権益を失う人達がいる。
このシリーズでは、それでもプログラミングに興味を持たれている方向けに、きちんと根本から包み隠さず、プログラムとは何かについて説明していきます。
それなりに長くはなりますが、専門書に比べれば、金銭的にも、時間的にも、このシリーズの方が断然、低コストです。拾い読みしたり、読み飛ばしたり、また戻ったりでいいと思います。並行して、別の情報源での学習を続けながらでも良いと思います。
表面的なところから入って、困って調べて、困って調べて… をどれだけの人が繰り返してきたことでしょう。(私もその一人でした)
急がば回れです。表面的な理解で済まさず、本質から学ぶことで、効率よく体系的にコンピューターの動き、プログラムの動きを理解していきましょう。
もっとわかりたい場合は、コンピューターのしくみコース がお勧めです。